【No.42】フィグーラって何?

新年早々夏風邪をこじらせ、38度5分の熱に喘いでおりました。

そのため、今回のための取材に行くことができませんでした。
申し訳ありません。

ということで、今回は大学ネタから書くことにします。

 

フィグーラ

皆さんもタンゴの話の中で「フィグーラ」という言葉に出会ったことが、あるのではないでしょうか?
そしてその時、「フィグーラって?」と思いませんでしたでしょうか?
大学の1年生の授業の中でその定義を紹介した資料がありますので、日本語にしてお届けしたいと思います。

まず、フィグーラの定義ですが、以下の様に記述されています。

「漠然とした再生の可能性と第三者からも認知される可能性を持った閉じられた設計における動きの集合体をフィグーラという」
(私の拙いスペイン語力の所為もあり)何だかよく分かりませんね。

そこで、わかりやすく説明すると、ミロンガなどで踊っている人を見て「あっ今XXXていうステップを使った!」とわかるようなもの、そして「あっまたやった」というものの一区切りの動作をフィグーラと言うそうです。
(余計分からなくなりましたか?)それでは、例をあげてみましょう。

大学では、サリーダに似たステップでパソ・バシコというものを習いましたが、それもフィグーラの一つです。

ここで話を単純にするためにサリーダもフィグーラの1つだとお考えください。
これでようやくフィグーラの実態が見えてきました。

つぎに、フィグーラには種類があるそうです。その種類とは、

1.基本のフィグーラ (Figura Basica)
2.1次フィグーラ (Figura Primaria)
3.同行のフィグーラ (Figura de Acompañamiento)
4.2次フィグーラ (Figura Secundaria)
5.フィグーラの変化 (Variaciones de Figuras)

これも何だかよく分かりませんね。
(すみませんよく分からないことばかりで)順に説明していきたいと思います。

1.基本のフィグーラ

このフィグーラは、そのフィグーラ自体または、他のフィグーラを包含することができる。

すなわち、他のフィグーラを構成する内容を取り込む基本を供与する。
そしてポシションゼロ(踊り初めの姿勢、アブラッソした状態)で始まる状態を有しており、締め括りの動作(リソリューション)の後のポジションゼロで終わる。
従って、この基本のフィグーラは、開始動作(サリーダ)で始まり、締め括りの動作(リソリューション)で終わる。

長い説明を訳しましたが、簡単に言うとパソ・バシコ(サリーダ)のことです。

 

2.1次フィグーラ

このフィグーラは、実際基本のフィグーラから派生する。

すなわち、その初期段階において基本のフィグーラのある部分を必要とする。

この説明は短か過ぎるきがしますが、要するにオーチョ(前進)をする前にサリーダの前半をやるようなことを言っています。
(他にも前進オーチョの入り方はいろいろありますが、サリーダの前半から前進オーチョ、そして、サリーダのリソリューションをやって終わるというのは、一般的で多くの人が繰り返し使い、見ている人にも分かるのでフィグーラということになります)

 

3.同行のフィグーラ

このフィグーラは、一次フィグーラと同時に構成されます。

その存在は、ひたすら女性に依存しており、その実現は、一次フィグーラと同期を取って実現されます。

その実行(1次フィグーラと同行のフィグーラ)の統合は、男性によって担当されます。

またまた、ややこしい文章が出てきました。
(自分で訳していても嫌になって来ます)先ほど例にあげた前進オーチョのフィグーラを例に取ると、女性がオーチョをしている間に男性が女性の後ろ足にサカーダ(足で触って運動方向を少し変えること)を入れた場合を想像してみてください。

女性のオーチョの後ろ足の軌道が変わり、また、女性のピボット(方向変換)のスピードへの変化も期待できるでしょう。

こういった一次フィグーラに何かを足したもの、そして、それが男性の主導のものと実現化されるフィグーラを同行のフィグーラと言うそうです。

 

4.2次フィグーラ

このフィグーラは、1次フィグーラの動作の一部分です。
1次フィグーラに依存しますが、その実施に同行(Acompañamiento)はしません。

また、そのカップルによって動作の統合も担当されません。

さらに混沌としてまいりましたが、前述の同行フィグーラに似ていますが、勝手にやっている状態(同行しない)と言うことです。
男性、女性のアドルノ(飾り)動作がこれに該当すると思われます。

 

5.フィグーラの変化

このフィグーラは、ある母体となるフィグーラから派生して出来たフィグーラであると明確に認識されるフィグーラで、母体と同一の設計により構成されます。

ようやく最後までたどり着きましたが、母体となるフィグーラに条件はありません。
母体となるフィグーラと同一の設計を維持しながら一部を変化させたフィグーラということになります。

わかりやすく言うと、カルロス・ガビート師が使用した後ろオーチョの一つに女性を極限までピボットさせないものがありました。

これはミロンガのような狭い場所でのオーチョには最適で私も使わせていただいておりますが、男性、女性の足型は、一般的なオーチョとかわりません。

ということでその設計は、同一と言えます。
が女性のピボットの度合いを限りなく少なく変化させたことで違ったフィグーラを生み出すことになったわけです。

このようなフィグーラが該当すると思われます。

ようやく今回のテーマをすべて書き終えることができました。
何だかまた、熱が出てきそうなので、この辺で失礼します。

 

 

ブエノスより

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