ブエノスアイレスニュース【No.67】

タンゲリーア!

暑い日が続いているブエノスアイレスです。

今回は、いつもは触れることのないタンゴ、そうショータンゴのお話をしたいと思います。先日、日本からいらしたお友達に誘われ、滅多に行かないタンゲリーアに行ってきました。タンゲリーアとは、食事を楽しみながら、タンゴショーを見られるお店です。いつも行くミロンガとは違い、プロのダンサーが、ショーを見せる場所です。お値段がもっと安ければ行けるのですが・・・

お友達と一緒に行ったのは、”El Algibe Tango” (エル・アルヒベ・タンゴ)という所です。場所は、”La Ventana”(ラ・ベンタナ)として有名なところで、ベンタナのショーよりも早い時間に別のショーとしてやっているものです。ディナーの始まりが19時、ショーの始まりは20時からという日本の夕食時間に近い設定になっています。気になるお値段は、ディナー付きでお一人様80ドル、ショーだけですと60ドルということでした。

 

入り口を入ってすぐのロビーの装飾

タンゴに因んだものがたくさん!

食事をしてショーを見るフロア

見にくいですが正面奥がステージ

 

さて、タンゴのお話の前に、まず、お食事ですが、オードブル4種類、メイン3種類、そしてデザート2種類から各々1つを選択するようになっていました。もう10年くらい前の話ですが、他のタンゲリーアでは、オードブルとデザートは決まっていて、メインのみ2種類から選択可能というところも有りましたから、今回は、かなりバリエーションに富んだメニューということになります。そんなメニューから私は、オードブルにエンパナーダ、メインは牛肉のステーキ、そしてデザートはアイスクリームをチョイスしました。飲み物は2人で1本の赤ワインを選択しました。

運ばれてきたお料理を食べてみるとなかなか美味しいではありませんか。エンパナーダの中身の味もさることながら、挽き肉を使わず、牛肉を細かく切ったものを使用していました。本来エンパナーダの肉はこうした細切り肉だったそうです。お肉の味がちゃんとします。メインのステーキは、厚みも十分、そして柔らかく味のある肉でした(焼き加減はもう少しミディアムの方が、私は好きですが・・・)。デザートのアイスクリームは、私には甘すぎました。

 

お腹もいっぱいになった頃、ステージではタンゴショーが始まりました。3組のステージダンサーが、入れ替わり立ち替わりタンゴ、ミロンガ、そしてフォルクローレを踊っていました。1組は、フォルクローレのカップルで、残りのタンゴ2組の男性は、お友達でした。でも2人共、普段ミロンガで踊っている時とは違い、切れのある動き、計算された顔の向き、そして踊りのすべてから彼らのタンゴが見えてくる様でした。表現の仕方が違っても見せられたタンゴに感動を覚えました。(残念ながらショーの最中は、写真、ビデオ禁止ということで、写真は有りません。)

帰りに建物の前で、お友達のダンサーの一人、ダニエル・ウルキサさんに会うことができ、少しショーについてのお話が聞けました。昨年9月からの公演で、最初は楽団と踊りが別々だったそうです。ところが、公演を続けていくうちに、バンドネオンと踊りがからむ様になり、・・・と公演内容が徐々に進化していったそうです。この話は、私にはとても新鮮でした。こういう進化の仕方をタンゴの踊りを通して体験したことが無いからです。いつも即興で踊る、その場限りのタンゴを踊るという私のスタイルとは違うものだからです。でも、新たなタンゴの魅力に気付かされた夜でした。

 

2018年2月6日

ブエノスより

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