【No.1】秋深まるブエノスアイレス!

ブエノスアイレス ニュース

ブエノスアイレス・ニュース No.1 2015年5月3日

秋深まるブエノスアイレス!

アルゼンチン共和国は、南半球に位置するため、日本とは四季が逆になります。

ということで、これから冬に向かって寒くなっていきます。
先日は、久しぶりに雨が降り、最高気温も16度と肌寒い1日となりました。

この頃のブエノスアイレスは、まず街路樹の葉が落ちて、道が落ち葉でいっぱいになります。
いつもはゴミと犬の糞しかない道が、落ち葉で埋め尽くされ、セピア色の風景に変わります。
なんだかノスタルジックな気分になります。

 

一方ミロンガ(タンゴを踊る場所)の方も、3月をピークとして賑わっていたのが嘘のように、観光客が少なくなり、地元ポルテーニョ(ブエノスアイレスの地元の人をこう呼びます。東京の「江戸っ子」みたいなものですね)の割合が、多くなります。

私は、こんな落ち着いた雰囲気のミロンガが大好きです。
ただ踊るだけでなく、友人との会話を楽しんだり、ワインやシャンパンを飲んで、他の人が踊っている様子を眺める、プロのDJが選曲したタンゴに耳を傾ける、といった時間の過ごし方が、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。

 

 

 

例年この時期には、ブエノスアイレス市主催のタンゴ選手権大会が、開催されますが、今年も4月29日から5月10までの日程で行われています。

昔(私がブエノスに移ってきた2006年頃)は、予選だけで1ヶ月以上やっていましたが、最近は経費削減なのか短期間に決勝まで行われます。

日本で開催されているアジア大会と同様、タンゴ部門の上位入賞者には、8月に行われる世界大会のシード権が与えられます。
アジア大会と違う点は、ミロンガ部門、ワルツ部門、があることと、サロンタンゴ部門は、年齢によって2つのカテゴリー(今年は45歳未満と45歳以上)に分けられ、ショータンゴ部門が無いという点です。

それから、予選、準決勝は、ステージや特設会場ではなく、ミロンガ会場で行われます。
ですから、観客は、通常のミロンガと同様、飲み物を飲んだり、食事をしながら、好きなカップルを応援できます。日本の大会よりも少しカジュアルな雰囲気です。

予選(合計9回開催)の申し込みは、1組が最大3回まで、1つのカテゴリーに挑戦できるようになっているので、1回で準決勝進出できなくても、あと2回挑戦できるわけです。
決勝は、5月10日に、世界大会の予選・準決勝と同じステージで行われます。
結果は次回お知らせさせて頂きます。

今年は誰が優勝するのか楽しみです!

 

ブエノスより