ダリエンソカップができるまで

ダリエンソカップができるまで

 

皆さんに話題にしてもらっている「トップコネクト杯ダリエンソカップ」

 

生徒さんから質問を受けたり、「このダリエンソカップとはなんぞやと?」ツッコミを頂いた、まだどんなコンペティションかわからないと各方面から質問を頂いてます。そこで、どうやってこのコンペティションを計画し、何を思って作ったを皆さんにお話ししたいと思います。

 

 

*長文乱文になりますがご容赦ください。

 

1)「ダリエンソカップ」を作った私の考え方の背景

 

キッカケをよくよく紐解いてみると10年以上前からタンゴ界で面白いことができないかなと私は常に考えてたいことではないでしょうか?

 

ブエノスアイレスから帰国した(2005年)に 仲間のダンサーたちと作った「タンゴジャパン」や多くのダンサーや生徒さんたちが出演してくれた「タンゴミラクル」(2010年〜18年)、アイデアはポシャったが 東京ミロンガ祭などことあることに 何かできないかなと探してました。震災の時にアブラッソ・ジャパンを作りましたが発想はタンゴ界でないかできないか?という着眼点からです。風営法への対応などもありました。タンゴ界で何ができる?という問いかけがいつも背景がありました。

 

その一つの成果として昨年 映画「ミロンゲーロス」上映会のお話をリカさんからお声がけを頂き、東京でのイベントを仕切らせてもらいました。お陰様で多くの協力と偉大なアーティストたちの力により 多くの人たちに映画を観劇してもらうことができました。グランミロンガでは250名以上の参加をいただきタンゴ界にとって一大イベントになりました。

 

このように私は常々「多くの人を巻き込んでイベントを行いたい」という 願望をいつも持ち、それを実行する機会をうかがってます。その背景は自分自身の精神的な弱さからくる「なるべくなら競い合いたくない」という心理があります。しかし世の中は甘くはありません。仕事としての競合があり、仲間との競争があります。それは必要なことであり、その中で踊り、イベント、クラス、ミロンガ、スタジオ運営など磨かれてきました。
その中でそういったものを超えて「多くの人を巻き込んでイベントを行いたい」という願望があるが理由の一つであります。その願望成就が私の利益であり、その利益を得るために色々と行ってきたと、このことを書くにあたりわかりました。

 

 さて、タンゴ界が同じ利益を共有し前に進むにはどうしたらいいのか?先生方や仲間のダンサーたちそして タンゴを楽しむ生徒さん仲間、お客さん が利益や楽しみが享受できることはなんなのか?
その形がこのコンペティションの形であり、コンペティションへのこだわりがここにありました。

 

このこだわりがこのコンペティションを短期間で強く推し進めた理由の一つです。このコンペティションは私の心の中で上記の課題をクリアできるものとして計画し出来上がりました。そこから様々なアイデアをタンゴ界のみなさんから頂き肉付けされてここまでなってきました。

 

 

2)なぜコンペティションなのか?

 

コンペティションは最初からやろうとは思ってもいませんでした。6月ぐらいに映画「ミロンゲーロス」のプロデューサーのホセ&リカ先生から10月ぐらいに東京へ来る話がきました。その頃、スタッフのKaQが豊洲を使ってくれと話が合わさり何かできないかなとアイデアを巡らしました。

 

Jose Luis,Rika, Milogueros,豊洲、、、、、最初は何も浮かびませんでした。

 

その時 よくスタジオに来てくれたいるAさんが「コンペを先生方はやった方がいい」という意見を聞き、コンペティションもいいかなと思っていた具合でした。

 

 夏のある日某連盟の講習会で周りを見渡し、何かタンゴで面白いことできないかと思っていた時に閃いたのが このコンペティショです。

 

タンゴ界の多くのスタジオで予選を開催しスタジオが盛り上がり、お客さんが様々な協賛や催し物を楽しめ参加費を安価にできる(予選ミロンガ、決勝ミロンガ代+1000円ほど)。そして楽しめるために賞金を出せるようになれば、、、、賞金は協賛をいただくことができないか?考えました。全くの私のわがままでした。そうすると
思い実行すると叶うですね。8月から協賛を募りいつもミラクルで協賛をいただいているトップコネクトさんから冠協賛を頂き 賞金をチャンピオンに出せるようになりました!

 

ここで冠紹介をいただいたトップコネクトさんをご紹介します。トップコネクト株式会社は私と同じ年である内田雅章さんが社長を務める会社です。一見ダンスと全く関係ない会社ですが この会社は人と人をコネクトする人コンサルティング会社です。タンゴは相手とのコネクションが一番大事なダンスです。同じコネクションを大事にする仕事をしている。とても素晴らしいスポンサーがついてくれました。

3)なぜ ダリエンソカップなのか?

 

なぜダリエンソにしたか?というと制限は面白くするという 考え方からです。最初は「ミロンゲーロスカップ」にしようと考えました。

 

しかし、どうしてかイマイチ、ピンと来ない?
よくよく見るとミロンゲーロスタイルという踊り方のスタイルのコンペになるのではと不安を持ちました。 踊りのスタイルよりタンゴそのものを競い合いたい。そこで別な方法はないかと思った時に制限をつけるのはどうだろうと?考えました。

 

a)制限をが自由にする。

 

 

制限をが自由にする。この考えはタンゴの中で学びました。例えば、アブラッソは二人で動きを制限されますが、踊っていると感覚は一人より自由を感じられる。また踊るミロンガの場所も 広いところより狭いところのが 広いところより自由な発想になります。また 大きく動くより小さい動きのがより自由な音楽性と動きを発見してきました。そのことから「制限をしよう!」とつながります。

 

ふとその時に「ダリエンソにしよう!」と天からのお声が(笑 音感もいい。リズムの王様で多くの曲があり、多くの人たちが好きである。

 

タンゴだけでなく ミロンガ、ワルツを含めてそれは ミロンガでのナンバー1を決める。ミロンガのコンペティション!我が町のミロンガのNO1は誰だ!的なものになれば。ミロンガは楽しむ場でもありますが、ブエノスアイレスのミロンガなどは皆競い合いながら踊りあっていました。それは上手い奴が上手い奴と踊れるからです。そこからミロンガNO1を堂々と決めてみようという遊び心からです。

 

冠にはダリエンソは「リズムの王様」から 「ミロンガの王&王妃」を意味する「Los Reyes de La Milonga」をつけました。

 

さて、このダリエンソカップ。音楽は今年はダリエンソですが来年はトロイロでもいいかもというアイデアがあります。それは制限をつくりその中でのコンペティションだからです。そのアイデアの一つで、予選会場で「縛り」を作る。例えば A予選会場ではCalo、B会場ではDiSarli、C会場ではPugulieseと決勝はD’Arienzo!なんてね
変えても楽しいではないか?と来年に思いを馳せてます。

 

今年も始まったばかりですが(笑

 

b)世界を見据えて

 

 

まだ何も始まってませんが、来年以降を考えてます。まずは 海外や地方からの挑戦者を募るです。このコンペティションから世界へ発信するフェステバルへの昇華を夢見てます。HPサイトは英語表記を一緒に載せました。これは来年への布石です。また決勝前日の日曜日に予選が開けないか?と当初から考えてました。それは地方の方が一晩泊まればこのイベントに参加できると考えたからです。利幸&菜穂子さんのナイトファイアーのミロンガ丁度ドンピシャリとはまりました。

 

そして多くの協賛者を募るアイデアとして、ファイナルダイレクトスペシャルチケットを考えました。これはタンゴ界からのエンジェルを募ることです。イベントをより大きくするのには資金が必要が必要だからです。

 

例えば東京はでイベントを開催する場合に場所代が大きな負担になります。公共の場所は安価です。安価ですが会場は抽選会になり、複数日押さえるのは容易ではありません。使い勝手も選べず、思った会場がない場合は何かしらを犠牲にしたり新しい発想を求められます。民間の会場は大きさや使い勝手や利便性など選べますが、100万円ほどの予算が必要になります。これに照明や音響など機材またそれを操作する技術員を含めるとだいたい最低10万から場所によっては30~50万ほどかかります。このお金には消費税(10月から10%)がかかってきます。

 

その経費は参加するチケット代に反映されることになり参加者の負担になります。この負担を最小限に抑えるには?それは今年を大いに盛り上げ、熱気を来年のスポンサーになりうる多くの個人や法人に伝たい。が一つです。そして

 

運営資金をチケット以外にいろいろな方法で集められないか?考えました。
クラウドファンディングもその一つですが、まだタンゴ界でのイベント。一般の方へのメリットは見いだせません。そこでタンゴ界の一つ資金調達としてファイナルダイレクトスペシャルチケットを作成しました。ご興味ある方はぜひこの制度使って大会を盛り上げてください。。その資金を多くの人がタンゴをより楽しむたのめに大切使わせてもらいます!

 

 

4)そしてトップコネクト杯ダリエンソカップは

 

コンペの内容は
・制限されたスペースで
・ダリエンソのタンゴ・ミロンガ・ワルツを踊り
・オーディエンスも審査員の一員として審査

 

するコンペティションです!予選が都内の各ミロンガ。決勝は10月14日の豊洲レクホール。優勝者には賞金 10万円!2位は3万円!

 

参加するのもよし、応援するのもよし
参加するのに男性同士、女性同士もよし
ぜひ 予選に参加してタンゴ界を私を(笑

 

 盛り上げてください〜〜〜

 

長文になりましたが、このコンペティションの出で立ちが少しでも伝われば
本望です!

 

みなさんにニュースが2つあります!!!

 

1)決勝の審査でDiego & Aldanaが特別審査員として審査してくれることになりました。

 

2)映画「ミロンゲーロス」再上映決定!10月14日 ダリエンソカップ 決勝ミロンガ当日。お昼にタンゲーラでホセ&リカさんと一緒に映画を観られます!詳細は後日アップ!

 

みなさんご参加 お待ちしてます!

 

GYU

ダリエンソカップ ウェブサイト